陶芸作家として伝統的な陶芸技術を学び、革新的な新しい陶芸表現に挑むことを目的に活動しています。現代陶芸は、伝統の価値と新しいグローバルな価値と入り乱れている変革期にあるといえます。その中にあって、陶芸技術を継承し、日本の芸術文化の多様性を端的に現す陶芸の魅力を国内や世界に向けて発信するために、日夜尽力しています。

　火や土といった自然に向き合い、それをコントロールして作品を生み出す様は、自然と人間の関わり方を教えてくれます。また一方コンセプトを踏まえた現代陶芸表現も視野に入れた表現も継続して行い新しい価値の実現に向け活動しています。このように素晴らしい陶芸の世界に魅了された一人として、世界にむけてオリジナリティーを発揮し続ける陶芸界の一翼を担い、表現者として「用の美としての陶芸」「先端芸術としての陶芸」「文化の発信としての陶芸」を伝える役割を果たしたいと思います。                                            　　　　　　　　田中隆史